TAKARABE
JOURNAL本質を捉える視点

高級食パン『銀座に志かわ』に流れる伊勢商人のDNA

高級食パンの“銀座に志かわ”の高橋仁志社長と対談した。高橋さんは三重県松坂市の出身だ。松坂市といえば三井家発祥の地である。高橋さんも子供の頃に三井家や伊勢商人について学校で教えられたという。銀座で第一号店を出店し、瞬く間に全国に130店舗を展開した“銀座に志かわ”の創業者にはまぎれもなく伊勢商人の血が流れていると感じた。
7月にはロサンゼルスに海外1号店を出店した。ニューヨーク・タイムズは“銀座に志かわ”の食パンをWhite milk bread と表現したが、「スシ」「ラーメン」と同じように、いつかは「ショクパン」がそのまま海外で通用するようにしたいと高橋さんは言う。
仕込み水にこだわった最高の食パンがどこまで海外で通用するのか。興味深々だ。

*対談動画は8月にWEBサイトで公開。