TAKARABE
JOURNAL本質を捉える視点

山岡鉄舟と木村屋のあんぱん

明治7年、あんぱんを考案したのは木村屋総本店の初代、木村安兵衛だった。その目新しいパンを明治天皇に献上したのは、わずか1年後の明治8年4月4日。仲介したのは幕末の英傑、山岡鉄舟だ。壁にかけられている「木村屋」の文字は山岡鉄舟の直筆だ(ライトが写り混んでいるのが残念)。
じつは日本橋の山本海苔店にも同様の逸話が残っている。明治天皇が初めて京都にお帰りになる際、手土産として山岡が推挙したのが日本橋、山本海苔店の「味付け海苔」だった。
明治政府のたっての願いで幕臣ながら侍従として明治天皇に仕える一方、激動期の新規事業を起こす庶民たちのイノベーションにとりわけ目をかけ、木村屋総本店のようなスタートアップ支援に熱心だったようだ。

今日(10/25)は木村屋総本店7代目、木村光伯(みつのり)さんと対談。興味深い話満載だった。
※11月中WEBで公開。