TAKARABE
JOURNAL本質を捉える視点

人生初の「評伝」脱稿 新しい挑戦ほど面白いものはない

400字詰め原稿用紙に換算すると600枚弱の大作を脱稿しました。これまで数えきれないほど(数えたことがない)本を書いてきましたが、今回は人生初の「評伝」です。資料の山と、とんでもなく濃密な取材で事実を掘り起こしできましたが、それだけでは「評伝」は成立しません。創造力で事実と事実の隙間を埋めていく必要があります。いや、正確には創造力ではなく理解力で補っていくのです。
ひとりの人間の人生を辿る作業は、その人生に心から寄り添うことであり、時には書き手はその人に乗り移ります。一難去らずにまた一難。山あり谷あり。その人の人生のように書き手ももがき苦しみます。足かけ3年。いやあ長かった。
この後も数ヵ月をかけての丹念な推敲が残っていますが、とにもかくにも脱稿は嬉しい。

発刊は来年2月を予定です。