TAKARABE
JOURNAL本質を捉える視点

楽しく五輪観戦したいなら『Number』を読もう!

『Number』を買ったのは何年ぶりだろか?。とんと思い出せない。代表先行レースとなった全日本選手権の男子100m決勝レースの躍動感溢れるシーンを切り取った表紙である。
「東京五輪プレビュー第一弾」
今世界で最も信頼できるできる情報ソースは専門誌だ。だから『Number』を買った。
注目しているのは男子100m。
山縣、小池、多田の日本3選手の決勝進出は私の夢だが、本当に知りたいのは優勝候補は誰か、である。
マスコミは国民の「知る権利」をたてにしばしば権力者に立ち向かうが、五輪に関する私たちの「知る権利」はいまや完全に蹂躙されている。
その権利を守ってくれているのは文藝春秋社だけだ。文春砲だけじゃない。
『Number』の発行元も文春である。

100mの優勝候補は米国のトレイボン・ブロメル(27歳)だそうだ。
アキレス腱痛で参加したリオ五輪で惨憺たる結果に終わったばかりか、その後手術を受けたが回復せず、台頭する若手の後塵をはいし続けた。復活の兆しが見えのは昨年。タイムが自己記録の9秒99まで戻ってきた。今年6月には自己最高の9秒77。全米選手権を9秒80で制して五輪出場を決めた。

アスリートの数だけドラマがある。

ワクチン2回、連日のPCR検査をしている海外選手よりも、本当にヤバイのは日本人の方である。少なくとも海外選手をコロナ菌扱いするのはやめよう。