TAKARABE
JOURNAL本質を捉える視点

小池都知事の“ロックダウン”

「感染爆発の重大局面」
小池都知事の緊急記者会見は、最大の危機表明だろう。
私も今までは不安を煽ってはいけないと発言を抑制していたが、煽るべきタイミングが来たようだ。今日一日の東京の感染者数が41名。これが倍々で増えるような事態になれば小池知事は躊躇なく「非常事態宣言」を出すだろう。

“自粛疲れ”なんて世迷言を垂れ流したメディアのマッチポンプぶりは許しがたい。

政権中枢はパンデミックを恐れながら、パニックも恐れつつ微妙な舵取りをしていた。しかし都知事が「感染爆発」に言及したことで流れが変わるだろう。
例えば食料品の買いだめだ。“自粛疲れ”を口にしていた脳天気な連中はスーパーの棚から食料品が消えた景色を見て事態の深刻さを知るだろう。まっとうな危機感を抱いている人なら既に食料のストックを終えている。欧米のロックダウンを目の当たりにして「日本だけ例外のはずがないじゃないか」と考えているからだ。

“自粛要請”で済んでいた時はじつは幸福だったなあ、と思い返す事態に至らぬよう東京、いや首都圏は相当の緊張感を持たなければいけない。

3月25日Facebook投稿より