TAKARABE
JOURNAL本質を捉える視点

大谷グローブはたった一人の女子野球部員のご褒美になった

名古屋に住んでいる親戚の女の子から電話があった。大谷グローブが学校に届いたという報せだった。彼女は小学校4年生で、学校の野球部ただ一人の女子部員。
校長先生から大谷グローブが明日届くと告げられ、狂喜乱舞していたら、よりによって彼女のクラスがインフルエンザで学級閉鎖になってしまった。2日間待たされた分だけ嬉しさが倍増したようだ。
「私のグローブより全然軽くて驚いた」そうだ。
野球部では男子から「女だから」「だから女は」といじめられた。子供の世界は「不適切にもほどがある」昭和のままだ。それを乗り越えチームの一員となった彼女にとって大谷グローブはまさにご褒美。

「明日授業用のタブレットで大谷グローブを隠し撮りしてやる」と意気込んでいた。もっとも彼女の一番の望みは「1日も早く大谷グローブでキャッチボールをする」ことだ。

大谷翔平選手の願いは確実に届いている。