TAKARABE
JOURNAL本質を捉える視点

脱炭素はイバラの道だと覚悟することから始まる

政府のエネルギー政策はリアリティがなく「お花畑化している」と柔らかい笑顔で切り捨てる竹内純子さん。NPO法人国際環境経済研究所の理事にして主任研究員。エネルギー政策の達人です。

今冬(12/15〜1/16)日本はブラックアウトもやむなしという危機的な状況に陥っていたことをご存知でしょうか。
大手電力各社が足りない電気を融通調整しあってギリギリ乗り切らたのです。関西電力は連日、供給不足に陥り、他エリアからの送電がほんの少しでも滞っていたら関西はブラックアウトになっていました。

その間、政府は節電要請すらしませんでした。経産省には緊張感もなければ危機感もなかったと言わざるをえません。

電力自由化、発送電分離、再エネ、脱炭素などなど電力をめぐって言葉は踊るが、安定供給なしに電力システムは存在しえません。脱炭素社会、カーボンニュートラルと言うは易いが、その達成はイバラの道。タブーなき議論と覚悟が必要だと竹内さんは言います。

今月の「タカラベnews &talk」(BSイレブン)は必見です。
放送は3/26よる8:59〜