TAKARABE
JOURNAL本質を捉える視点

気温37度のちょっといい話

私の事務所がある高層ビルのエレベーター内で声をかけられた。
ヤマトの女性配達員さんだった。
「外は暑いから気をつけてくださいね」
「いやいや貴女の方こそ、大変でしょう。気をつけてください」
と私が返すと彼女はニコリとしてこう言った。
「会社がくれたこのファン付きベストのおかげで私たちは大丈夫なんです」
そう言って横向きになり、涼しそうな風を送るファンを見せてくれた。
東京は今日、体温超えの37度。それでも他人を思いやるヤマトの配達員さんとのやりとりは清涼感をもたらしてくれた。